イタリア旅行で世界遺産を訪れて勉強した経験をもとに、
徹底的にイタリアの世界遺産を通じて改めて歴史や文化を学ぼうと思い、制作しました。
「チレントおよびヴァッロ・ディ・ディアーノ国立公園」はカンパニア州サレルノ県南部に広がる公園で、面積21万km2を有する広大なところです。
この公園は、1200~1700mの高さを持つ山が連なって複雑な海岸線を形成し、その海岸線が美しい景観を持つことで知られています。
この世界遺産は、正式名称を「パエストゥムとヴェリアの遺跡を含むチレントとディアーノ渓谷国立公園およびパドゥーラのカルトシオ修道院」といい、遺跡のほかに大自然や修道院が含まれます。
この物件は、古代ギリシャ人が紀元前の時代に南イタリアを支配していた時の貴重な遺跡が数多く残っていて、3つの神殿跡がそのシンボル的存在です。
その中で、パエストゥムに残る神殿は、世界三大神殿と呼ばれるうちの一つです。
そのほかにも、ギリシャ人が支配していた当時の劇場や貯水槽、街道の跡などが残っていて、古代ギリシャおよびイタリアを知る上で貴重な史料になっています。
一方、パドゥーラ修道院は、中世に建てられた建築物です。
14世紀から18世紀にかけて建設作業が行われましたが、特に建設後期のバロック様式の特徴が顕著に表れています。
この修道院は世界で最も大きな修道院で、部屋数は320以上、敷地面積は50,500m2にもなります。
これらは、イタリアの中でも圧倒的な規模を誇る世界遺産で、国内では最も人気の高い観光地として知られています。