イタリア旅行で世界遺産を訪れて勉強した経験をもとに、
徹底的にイタリアの世界遺産を通じて改めて歴史や文化を学ぼうと思い、制作しました。
チェルヴェテリとタルクイニアは、ラツィオ州にある町です。
この2つの町に残るエトルリア文明のネクロポリスは、世界遺産に登録されています。
エトルリア文明は、古代イタリアの中でも最も洗練された文明と言われていて、かつ最も謎の多い文明とも言われています。
チェルヴェテリとタルクイニアにある遺跡群は、その文明の謎を解き明かす貴重な史跡です。
チェルヴェテリにあるネクロポリスには、約2,000もの墳墓があります。
それらの墳墓は、道の両脇に連なる家々のように立ち並んでいます。
墳墓の形は様々で、円錐形に土を固めて造ったものや石を積み上げてその中を掘ったもの、地中を掘り込んだものなどがあります。
チェルヴェテリから北西へ約50km行くと、タルクイニアのネクロポリスがあります。
タルクイニアは、エトルリア時代に政治・経済で非常に栄えた大都市です。
そして、ここでは更に多くの墳墓が発掘されており、その数およそ6,000にもなります。
その中の200は、内部が鮮やかに装飾されており、エトルリア文明の洗練された芸術を目の当たりにすることができます。
チェルヴェテリとタルクイニアにはそれぞれ国立博物館があり、エトルリア文明について詳しく学ぶことができます。
特にタルクイニアの博物館は、エトルリア文明に関する博物館としてはイタリア最大級のもので、イタリアの古代史に興味がある方には是非訪れてほしいところです。