イタリア旅行で世界遺産を訪れて勉強した経験をもとに、
徹底的にイタリアの世界遺産を通じて改めて歴史や文化を学ぼうと思い、制作しました。
エミリア=ロマーニャ州モデナ県の県都・モデナ。
モデナは、バルサミコ酢の発祥地として料理の世界で知られたところですが、ここには世界遺産に登録されている「モデナ大聖堂」「市民の塔」そして「グランデ広場」があります。
いずれも中世に建てられたもので、特にモデナ大聖堂の美しさには圧倒されます。
モデナの起源は紀元前183年のことで、この時にローマの殖民都市として造られました。
中世にはロンバルディア族の侵入で、町は消滅の危機に瀕しましたが、11世紀には再興しました。
それ以来、自由都市として繁栄の時を迎えます。
1288年にはエステ家の支配下に入り、その後約2世紀はエステ家ゆかりの地として定着しました。
中世後期・近世にはモデナをめぐって様々な国が覇権争いをし、権力に翻弄されることになりましたが、第二次大戦以降はイタリア共和国の一都市になっています。
モデナにある大聖堂は、ロマネスク様式の最高傑作といわれていて、4世紀に建てられたもの改築して建造されました。
市民の塔はイタリア語で「トッレ・チヴィカ」といい、大聖堂の後ろに建てられています。
高さ88mを誇るこの巨大な鐘楼は、町のシンボル的存在です。
グランデ広場は、モデナ歴史地区にある広場で、市庁舎に囲まれています。
これらの世界遺産3物件は互いに隣接したところにあり、観光客にとっては大変ありがたいところです。