エトナ山

エトナ山(世界遺産登録:2013年)

イタリアで最も新しく世界自然遺産登録がされたエトナ山は、シチリア島東部にある火山です。

シチリアには東部に世界遺産に登録されている物件が多く、周辺地域には「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」もあります。

エトナ山が世界遺産に登録された経緯には、ヨーロッパで最も大きな火山であることや、古代から知られ、ギリシャ神話にも出てくるほどの知名度があることなどが挙げられます。

エトナ山の歴史はおよそ50万年前に始まったとされ、火山活動は2700年前に始まったといわれています。

エトナ山が形成された当初は海底火山であり、20万年かけて現在の位置に移動したと推測されています。

山頂までの高さは、最新の情報では3,326mとなっていますが、噴火活動によって高さに変動が生じるので、いつの時代も同じというわけではありません。

それでも、イタリアでは最も高い山でヨーロッパでも最も大きな活火山です。

山麓の面積はおよそ1,190km2、付近では人々が生活し、オリーブやブドウ畑などを営んでいます。

山では噴火活動が頻繁にあり、一番最近では2013年10月下旬に噴火がありました。

幸いにも地元住人に深刻な被害は及ばなかったようです。

そして、人々の生活を脅かすほどの危険な火山活動があっても人々はみなエトナ山を慕い、地元住人にとって心の拠り所のような存在であるということです。

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