エオリア諸島

エオリア諸島(世界遺産登録:2000年)

エオリア諸島は、イタリア半島とシチリア島の間にある島群で、主要7島で構成されています。

この島々は、火山学の研究に大きく貢献しているところであり、また景観の美しさなども併せて、2000年に世界遺産に登録されました。

エオリア諸島には、6つの火山が集中していて、そのうち2箇所が現在も活動中です。

主要7島は、

  • リーパリ島
  • サリーナ島
  • ヴルカーノ島
  • ストロンボリ島
  • パナレーア島
  • フィリクーティ島
  • アリクーディ島

です。

この中で最も大きな島はリーパリ島で、島名を取って「リーパリ諸島」と呼ぶこともあります。

現在活動中の火山があるのは、ヴルカーノ島とストロンボリ島です。

この島々にある火山活動の名称は、それぞれ「ヴルカーノ式噴火」「ストロンボリ式噴火」という学術用語になっていて、それだけこの地域が火山研究で大きく貢献していることがわかります。

そして、今も昔も火山研究の宝庫として知られ、多くの学者たちが関心を寄せています。

しかし、エオリア諸島は火山が多いことだけが有名なわけではありません。

その景観の美しさや現在も残る古代ギリシャの遺構なども有名で、特にリーパリ島は完全に観光地化されています。

美しい海と白壁の家々は太陽に照らされて輝くばかりの美しさで、これらの島は「楽園」とも呼ばれています。

特に観光シーズンである4月~10月は大変な賑わいで、ホテルやレストランも充実しています。

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